純正品の使用比率は、トナーで58％、インクで63％にとどまる――IDC Japan 調査

純正品の使用比率は、トナーで58％、インクで63％にとどまる――IDC Japan 調査 IT専門調査会社 IDC Japan は2010年11月30日、国内プリンター/消耗品市場のユーザー動向調査結果を発表した。

発表によると、消耗品における純正品の使用比率は、トナーで58％、インクで63％にとどまった。

2008年の景気後退を契機にリサイクル品やノンブランド品といった非純正品に切り替えた企業は、非純正品を使用している企業の約2割にのぼり、景気後退が非純正品の使用を後押ししたことを示している。

また、全体としてはマイナス成長と予測されている国内 HCP（Hardcopy Peripheral）ハードウェア市場の中でも、プラス成長が予測されているカラーレーザー複合機については、「増やしたい」という回答が他の印刷機器と比較して一番多かった。

従業員規模1,000人以上の企業においては、15％が（カラーレーザー複合機を）「増やしたい」と回答し、全体の6％と比較しても格段に多い結果となった。

一方、国内 HCP 市場の成長エンジンとして期待されている MPS（Managed Print Service）については、「興味がある/役に立つ」と回答した企業が、全体の半数以上となった。特に、従業員規模1,000人以上の企業では66％の企業が関心を寄せていることがわかった。

IDC Japan ハードコピー ペリフェラル＆デジタル イメージング グループマネージャーの宮園 隆氏は次のように分析している。

「ユーザーのカラー化へのニーズは根強い。しかし、HCP ベンダーにとって収益源であった消耗品は、コピー/印刷枚数の削減、消耗品の使用量の節減や割安な非純正品の浸透により、カラー化の促進が必ずしも消耗品の売上を拡大とするという図式は成り立たなくなってきたといえる。一方、MPS のようなソリューションには、ユーザーも高い関心を寄せている。今後、いかに迅速にソリューション販売に対応する体制を構築できるかが、HCP ベンダーの成長の鍵となる」




http://rss.rssad.jp/rss/artclk/IpzPL9ZuTgAc/114595776273a66801dbcd5e1b2aec33?ul=IdM0PZSMu_E9Ry4EBAmnGJzzGBQB4LScs7Dm467qOGWpHVIS0_R7gnf6oRd0Oek_9flAapDw4SbyZDe2teNZRDIO9Ima

「畦から行くも田から行くも同じ」という言葉があります。
畦道を通って行っても、田んぼの真ん中を突っ切っても、結局行き先は
同じである。
手段や方法が多少違っても、結果に大差はないということの喩え。

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