ブルーコート、大容量「iOS 4.2」アップデートで基幹業務アプリが影響を受ける危険を示唆

ブルーコート、大容量「iOS 4.2」アップデートで基幹業務アプリが影響を受ける危険を示唆 ネットワーク高速化製品ベンダーのブルーコートシステムズは2010年12月1日、米国 Apple のモバイル OS 最新版「iOS 4.2」のソフトウェアアップデートについて、帯域管理の観点からステートメントを発表した。

Apple が11月22日に、iPhone、iPad、iPod Touch 向けソフトウェアアップデート「iOS 4.2」をリリースした。これにはいくつかの重要な修正が含まれ、セキュリティが強化され、新機能が追加された。

ブルーコートによると、Apple のソフトウェアアップデートは通常でも容量が大きく、100MB から 150MB 程度だが、今回の iOS 4.2 は 600MB を超える大容量で、加えて、ダウンロード用ソフトウェアは、ダウンロードプロセスをなるべく早く完了すべく、使用できる帯域をすべて確保しようと試みるそうだ。

このソフトウェアアップデートは、iPhone、iPad 、iPod Touch ユーザーには魅力的だが、その一方、企業のネットワークに重大な問題をもたらす危険性がある、と同社は警告している。

特に、広域ネットワーク（WAN）でインターネット接続地点と結ばれた拠点では、大きな影響を受けるそうだ。

まず、600MB を超えるファイルのダウンロードは、すべてのインターネットゲートウェイや WAN へのリンクに相当な影響を与える。例えば、20人、あるいは60人程度のユーザーからの要求があった場合、ネットワークは計り知れない影響を受けるという。

さらに、ダウンロードプロセス自体が強引であるため、1人もしくは数名のユーザーによって、企業のインターネットゲートウェイ接続、または WAN への接続地点が完全に占有されてしまい、他のプロセスは停止を余儀なくされる。

その結果、企業のインターネット接続またはインターネット接続を要するアプリケーションのパフォーマンスは大幅に低下、同様に、基幹業務アプリケーションへのアクセスや WAN 経由のコミュニケーションは著しく制限され、場合によっては停止に追い込まれるという。

同社は、インターネットゲートウェイ接続や WAN 接続によるパフォーマンス低下の防止策として、いくつかあげている。

ひとつは、「Blue Coat ProxySG」アプライアンスのような、高度のプロキシキャッシュ技術を使用したアプライアンスを導入すること。企業のインターネットゲートウェイや拠点でソフトウェアアップデートをキャッシュできるため、いちどダウンロードすれば、企業または拠点全体からの要求を賄うことができるからだ。

または、「Blue Coat PacketShaper」アプライアンスのような、アプリケーションを可視化/制御するソリューションを導入すること。帯域全体のうち、ソフトウェアダウンロードに割くことができるのはどれくらいなのか、また、どのような状態であればダウンロードを実施できるのか、などが管理できる。他のアプリケーションが帯域を消費しようとしても、ミッションクリティカルなアプリケーションに必要な帯域を確保することができる。

http://rss.rssad.jp/rss/artclk/IpzPL9ZuTgAc/199713eac6b20e0ae0e319f92f3fb11d?ul=Onq8Gi8QXiFQjpRXucb718BoKSNlBdrL_Kl4fPjUAaULtVNndh673owdiTPd0sSc7syEf8WG4jT2Ue2bA_TVEuNi6rI5

「行き当たりばったり」という言葉があります。
無計画で、その場の成り行きに任せる様子。成り行き任せ。
私にはこの言葉がぴったり当てはまりますｗ

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