Mozilla が早くも『Firefox 5』ベータ版をリリース

Mozilla Foundation は17日、Web ブラウザ『Firefox 5』ベータ版をリリースした。これは Mozilla の歴史の中でも、次のメジャーリリースのベータ版を迎える期間として最短だ。

Firefox 5 はまだベータ版だが、安定性とバグ修正について多数の問題点に手が加わっている。

各リリースごとに、目玉となる新機能を多数並べ立てることはもうないが、かといって新機能が存在しないわけではない。ただ『Firefox 3.6』から『Firefox 4』にバージョンアップした際のような、目立った新機能はないということだ。

そういう意味では、Google のブラウザ『Chrome』も同様だ。『Chrome 10』と『Chrome 11』の違いも、革新的な改良というよりは進化という感じだ。

Mozilla によると、Firefox 5 では、Canvas、JavaScript、メモリ、およびネットワークのパフォーマンスを改良しているという。ただし30分ほど使ってみた限りでは、特に違いを認識できなかった。

また、CSS アニメーションのサポートも改善されたほか、『Do Not Track』(DNT) ヘッダも、選択にあたって従来より明確になった。

今回 Firefox 5 はベータ版を迎え、6月の正式リリースに向けて順調に進行中のようだ。非常に長かった『Firefox 4』のベータ版期間とは対照的に、Mozilla の開発者は6月の正式リリースまでに、大がかりな新機能を組み込むことはないと思われる。

ベータ版の期間中はおそらく、テストと安定性の強化、そしてバグつぶしの期間となる。それはまさに、ベータ版のあるべき姿と言えるだろう。



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「言い勝ち高名」という慣用句があります。
正論を述べるよりも、喋りまくった者の方が勝つのだという
こと。仮にそれがいい意見でも、黙っていては通らない、
という場合に使う。


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