グローバルで勝ち抜くための海外リスティングのコツ

日本全国のインターネットユーザーは、総務省の平成22年通信利用動向調査によると9,462万人、総人口8割が利用しており、SEM においては、その母数が過去のような倍々で伸びることは難しいとも言われている中、その集客範囲を広げるため、世界中のインターネットユーザーをターゲットに、日本国外にリスティング広告を出稿しようと試みる企業が近年増えている。
海外に住む日本人のユーザー、海外の検索エンジンを使って日本から検索しているユーザー、そもそも海外に住んでいる外国人のユーザーなど、ターゲットとシチュエーション、その活用方法は様ざまではあるが、それらに共通して言えるのは、日本国内での広告出稿とは勝手が異なるということ。言語の違いはもちろん、媒体自体、もしくは媒体ごとの仕様が異なるのは言うまでもない。
今回は、実際に海外の媒体へリスティング広告を出稿するにあたり、留意すべきポイントを国内と比較して紹介したい。
■日本と海外の違い
1）為替影響によるマーケット CPC（クリック単価）の違い
アジア圏は物価が安いため、CPCが日本※の約半分。（アジア発日本行き航空券：CPC 50〜80円）世界で最も CPC が高いイギリスにおいては、日本の約1.5倍。（イギリス発日本行き航空券：CPC 160〜200円）
※日本のCPCは、約120〜150円（日本発の国際線航空券）
※2011年4月末時点の当社実績データ
そのため、ヨーロッパよりもアジア圏のほうが CPA （顧客獲得単価）が低く、効率よく成果を上げられる可能性が十分にある。国でいうと、中国、香港、台湾、韓国辺りが狙い目だ。ただし、為替の変動によるパフォーマンス低下のリスクは当然考えておくべきと心得よう。
2）検索キーワードの違い
言語が違えば、当然、検索キーワードも異なる。具体的には、以下3言語で比較してみよう。
＜キーワード例＞
・日本  ⇒単語の羅列  ex.「北京 航空券」
・英語圏 ⇒前置詞を含んだフレーズ検索 ex.「Flight to Japan」（動詞 - 名詞）
・中国語圏 ⇒文章に近い形で検索 ex.「北京到日本机票」（北京から日本への航空券）
上記のようなキーワードに対しては、マッチタイプの活用が鍵となる。具体的には、英語圏は「フレーズ一致」、中国語圏は「部分一致」を活用してマッチングを図っていく。
3）地域特有の文化の違い
同じ英語圏の中でも、ドイツでは、検索のことを「search」ではなく「research」という。また、ドイツのユーザー特性として、検索でまずは情報を収集し、最終的には実店舗での購買を好む傾向が強いと言われている。このような地域特性によっては、検索はあくまできっかけの色が強い地域もあり、KPI を地域ごとに設定する必要が出てくるわけだ。
以上、海外におけるリスティング出稿の留意点を3つ挙げたが、これら以外にも、文化の違いや地域特有の習慣などにより考慮すべきことは数多く存在する。例えば、アクセス環境の違いやインターネットリテラシーの違い、時差などもそれに当たる。島国日本から飛び出し、新たな世界へチャレンジすることは当然リスクも伴うが、リターンも巨大であることは間違いない。これらのチャンスを掴むためにも、各国、各言語の特徴を踏まえた PDCA が必要不可欠となってくる。
（執筆：株式会社アイレップ 第一コミュニケーション本部　局長　石井邦明）
記事提供：アイレップ
http://rss.rssad.jp/rss/artclk/IpzPL9ZuTgAc/841e0f0cf84dc1f608287e6e6c73bee5?ul=YhfVOwTxrcbvp1HiNUPJTuEJ7HwILwmXcObwTzSGXOmQSYMBaC.CENFroSf5lGlfWRk3R4AFxzR5kzRvsjXOQ93zRW4X


昨日久々に漫画喫茶に行って、こち亀見ましたｗｗｗ
こち亀はもう伝説ですよね！
これは徹子の部屋と並んで、「ネバーエンディングストーリー」ですよｗ
何かを継続してやる事はとてもしんどいことだと思います。。

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