Red Hat、クラウド向け新製品『CloudForms』と『OpenShift』を発表

Red Hat が、自社のクラウド ソリューション『Cloud Foundations』をさらに発展させ、新たに PaaS (サービスとしてのプラットフォーム) および IaaS (サービスとしてのインフラストラクチャ) ソリューションを提供する取り組みを始めた。

Red Hat は4日、IaaS の新製品『Red Hat CloudForms』を発表した。この製品は、60件を超えるオープンソース プロジェクトの集合体を基盤に構築されている。CloudForms は、アプリケーション ライフサイクル管理機能とともに、パブリック/プライベート クラウドを組み合わせたハイブリッド クラウドの作成機能を持つ。

Red Hat の製品マーケティング担当マネージャ Bryan Che 氏は、CloudForms の発表記者会見で、IT インフラ全体にまたがるさまざまなリソースを活用できなければ、クラウドのメリットは完全に実現されないと述べている。

Che 氏によれば、Red Hat は CloudForms で、完全なコンピューティング リソース管理機能の提供を目指すという。また、CloudForms に搭載されているアプリケーション管理機能は、クラウド内のアプリケーション管理に加え、アプリケーションのクラウドへの配備にも役立つとのことだ。

CloudForms では、複数のクラウドの管理に『Deltacloud API』が活用されている。Red Hat は2009年以来、クラウド インターフェースの汎用化を目的に『Deltacloud』を採用している。

さらに Red Hat は4日、新たなクラウド戦略におけるもう1つの重要な要素である PaaS 技術『OpenShift』も発表した。OpenShift の基礎となっているのは、Red Hat が2010年に買収したクラウドツール ベンダー Makara の技術だ。

OpenShift は複数の『Java』『Python』『PHP』『Ruby』用開発フレームワークに対応しており、具体的には『Spring』『Seam』『Weld』『CDI』『Rails』『Rack』『Symfony』『Zend Framework』『Twisted』『Django』『Java EE』などが挙げられる。


http://rss.rssad.jp/rss/artclk/IpzPL9ZuTgAc/2d7631b5d292fa4f8645d6c909c85697?ul=rS4LppdrNYQYuC0FD0RNoT3wt9cFY4Alg_aZoSm8l7ysg7PMKzkK1kCUkOdkuapSYdwGcS6usuYIayCfeT_mzGwXK4_o

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