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Palm のハード/ソフト開発に携わっていた人たちは、素晴らしい製品を作り続けてきた。なのに、Palm に関わってきた企業のトップ達は、Palm のブランド力を破壊し、市場での勢いを止めるあらゆる手立てを講じてきた。

Apple が証明したように、モバイルプラットフォームの成功には、将来を見据えた明確なビジョンとそれを支える綿密な計画が必要なのだ。

Palm が HP に買収されたとき、モバイル業界を見守り続けてきた人々は、HP ならやってくれると期待した。多くは失望したようだが、私はまだなんとかなると思ってる。

その理由を説明しよう。

でも、その前に、まずは、Palm の歴史を語らせて欲しい。次に、Palm を救わなければならない理由を、最後にその方法を説明する。

Palm の悲劇的な歴史

Jeff Hawkins 氏は1990年第の初頭に Palm Piot を開発した。これは、商業的に成功を収めた最初の PDA で、その後のスマートフォンやモバイル開発のベースとなったものだ。

当時、ビジネスマンはみなリングバインダーの手帳を持ち歩き、スケジュールや得意先の電話番号を紙に書いて管理していた。中には、SHARP の電子手帳を使用しているものもいたが、これはPCとは同期が難しく、不格好で拡張性の無いシステムだった。

Palm Pilot は、これらを駆逐した。

Palm Pilotは、現代の iOS や Android デバイスが持つモバイルデバイス成功に必要な要素を、当時すでにほとんど備えていた。シンプルで、使い勝手がよく、他のデバイスとの接続性が高く、アプリケーションが豊富といったものだ。

しかし、ユーザーの Palm Pilot への熱狂が冷めるのに時間はかからなかった。突然の、不可解な、しかも必要のない方針転換。それが同じパターンでなんどもなんども繰り返されたのだ。

1995年 U.S. Robotics が Palm を買収
1997年 3Com が U.S. Robotics を買収
1998年 Hawkins 氏を含む創立時のメンバーが 3Com を離れ、Handspring を創設
2000年 3Com が Palm をスピンオフさせ、独立企業 Palm Inc. を設立
2002年 Palm ソフトウェアプラットフォームがスピンオフし、PalmSource となる
2003年 Palm Inc. は、Handspring と合併。新会社名は、palmOne
2005年 palmOne が、PalmSource の「Palm」商標所有権の一部を買い戻す
2006年 日本企業 ACCESS が PalmSource を買収。OS名を「Palm OS Garnet」に変更
2006年 Palm、Windowsモバイルデバイスをリリース
2006年  Palm は4千400万ドルで ACCCESS から Palm OS Garnet のソースコードを買収
2009年 Palm、新たな OS を開発すると発表。新 OS は「webOS」
2010年 HP は Palm を12億ドルで買収
2011年 HP は webOS ベースのデバイス、TouchPad を発売
2011年 HP は TouchPad の生産中止を発表
2011年 HP は在庫整理のため、TouchPad を99ドルに値下げ
2011年 値下げの結果販売が好調となったため、期限付きで TouchPad の生産を続行

この歴史を見れば、私たちが問いかけるべきは「なぜ Palm は失敗したのか」では無いことに気づくだろう。「どうやってここまで生き延びてこれたのか」なのだ。

これほどの試練が続いたにも関わらず、いまだ多くの忠実なフォロワーを持つ Palm の歴史をここで終わらせてはいけない。

なぜ HP は Palm を救うべきなのか

このまま何もしなければ、モバイル業界は遠からず Apple と Google に牛耳られてしまう。モバイル端末の売り上げは、いまのところ Apple の独占状態になりつつあるし、近い将来 Google がその座を奪うのだろう。

BlackBerry を製造する RIM は多くの問題を抱え、Nokia はダウン寸前である。Motorola は Google の一部となった。Microsoft の Windows Mobile には誰も見向きもしない。

世界には、第3のプレイヤーが必要だ。Palm が最良の候補なのだ。なぜなら、webOS は一般ユーザーが利用できる中では理想に近いマルチタッチ式 OS だからだ。

HP には、第3世代コンピューティングの世界で生き延びるための戦略が必要だ。HP は一般消費者向け PC ビジネスからは撤退するが、企業ユーザーにだって新しいユーザーインターフェイスを持つシステムを提供しなければならないことに変わりは無い。

現在のウィンドウ、アイコン、メニュー、ポインティングデバイス(WIMP)を利用するユーザーインターフェイスは、間もなく時代遅れのものとなる。だが、HP はすでに理想に近い第3世代 UI をすでに所有しているのだ。そのことに気がつかなければ、HP は WIMP とともに沈むことになる。

1970年代、Apple の共同創業者 Steve Wozniak 氏はパーソナルコンピューターを生み出した。Wozniak 氏は そのとき HP の従業員だったから、HP には同 氏が発明したものを製品化して売り出す権利があった。

Wozniak 氏は自分の作った PC のプロトタイプを HP の上層部に見せてこう言った。「これを製品にして売り出さないか?」 HP はこの申し出を断ったのだ。「コンピュータを個人で所有したいものなどいない」と言い、誰も Wozniak の作った パーソナルコンピューターに興味を示さなかった。

だから、Wozniak 氏は HP を出て、Jobs 氏と Apple を作ったのだ。いまでは、コンピューター史上最も価値を持つ企業となった Apple を。

HP はそのときと同じ間違いを犯しつつある。彼らは、未来のコンピューティング技術をすでに持ってる。なのに、「誰もそんなものを欲しがらない」と言っているのだ。

どうすれば HP は Palm を救えるのか

プラットフォームモデルには、2つの大きな流れがある。ひとつは、Apple のものだ。企業はハードウェアとソフトウェアの両方を作り販売する。Apple は iOS や Mac OS X をサードパーティにライセンスしない。Apple の OS を入手するには、Apple のハードウェアを買うしかない

もうひとつのモデルは、Google のものだ。企業は、OS だけをつくり、ハードウェアメーカーにライセンス供給する。

HP にふさわしいのは、Apple モデルだ。Apple はモバイル市場の売り上げの3分の2を占めている。これは、Apple モデルが正しかったことを証明している。HP は、Google のような広告会社ではない。この点を考えても、HP には Apple モデルがふさわしい。

だが、Apple モデルを実現するには、官僚的な合議制による意思決定システムの中では無理だ。

HP が Palm を救うには次を実行しなければならない。

1. Palm 関係を別部門にし、HP の他の部門から物理的に遠ざけ、スタートアップ企業のように運営する。IBM が IBM PC を作ったときと同じ手法だ

2. 強力なビジョンを持った人を見つけ、Palm 部門を完全にまかせ、HP の官僚制から守る

3. webOS の他社へのライセンス供給を行わない

4. アプリケーションのディストリビューションには Apple のモデルをそっくり真似て、HP ストアで Palm アプリが購入できるようにする。しかし、売り上げの30%をアプリ開発者から取るというアップルの収益モデルは真似てはいけない。10から15%でよい

5. ユーザーと開発者に、少なくとも10年は Palm への投資をやめないと約束する。たとえ、どんなにマーケットシェアを落としても

6. webOS 製品をフルラインで開発し続ける。スマートフォン、タブレット端末、デスクトップまで

7. Apple と一般消費者市場で競合しない。webOS をビジネスの世界における iOS となるよう育てていく。企業でのビジネスツールとして提供し、サーバー販売、システムサービス販売とあわせ、垂直統合モデルを目指す


HP がこれらを実行できれば、Palm は救われる。それだけじゃない。iPhone で Apple が救われたように、Palm で未来の HP も救われかもしれないのだ。


http://rss.rssad.jp/rss/artclk/IpzPL9ZuTgAc/a63991e28530138cea0a4503abf1ae8d?ul=dtn.krkU9gnHAFvhwgz_dy.f8p8G_RuVIE4idN9WJdiId.DFGHBXnw1AuuWFmHlRGz4JboVbt0tvNNmfPLXi3BrsVkwi

「後腐れ」という言葉があります。
ものごとが綺麗に片付かないで、ごたごたや悪影響が残ること。
事後の関わり合い。
後で腐ってるんですもんね、、、ww嫌ですね〜〜w






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