Microsoft、4月の月例更新は過去最大級の修正件数

Microsoft は12日、4月の月例更新を実施した。今回は深刻度が最大の「緊急」となる9件をはじめ、合計で17件のセキュリティ情報を公開し、過去最大規模の更新となった。

これらセキュリティ情報の修正パッチは、64件の個別脆弱性に対応する。

Microsoft は7日に事前情報を通知し、企業のセキュリティ担当者に対して、今回の定例更新が大規模になると予告していた。

なかでもセキュリティ情報「MS11-034」は、じつに30件もの個別脆弱性を修正する。これらの脆弱性はすべて、同社の指標で深刻度が1段階低い「重要」となっているが、これだけでも4月の修正の半分近くを占めることになる。この個別脆弱性30件はいずれも特権昇格問題だ。

なお Microsoft は、今回のセキュリティ情報のうち「MS11-018」「MS11-019」「MS11-020」の3件を最重要とし、これらを真っ先にインストールするようセキュリティ担当者に呼びかけている。この中で MS11-018 は、『Windows』クライアント システム上で動作する『Internet Explorer (IE) 6』『IE 7』『IE 8』について、深刻度「緊急」の脆弱性5件を修正する。『Windows Server』上で動作する上記各バージョンの IE の場合、これら脆弱性の深刻度評価は1段階低い「警告」にとどまっている。

3月14日に正式リリースを開始した『IE 9』は、MS11-018 で対応した脆弱性を持たない。

また最重要3件のうち残りの2件は、SMB サーバーと SMB クライアントの脆弱性を修正するものだ。



http://rss.rssad.jp/rss/artclk/IpzPL9ZuTgAc/8d3477a07ecf8052c4376ee4ca413ce8?ul=G1XDmg54PMyZvSaMrYTdbSIbWErerUESkunxJJi7.5vBMqJo5c3oGEhy9uQo24ua.cs959WJ7tM9phZHxF.HfzYyAmYT

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